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犬夜叉大好きな私が、ブログをを始めました。 犬かご推奨。主にSSメインです。 個人的なファンのブログなので、 出版社様、原作者様等とは一切関係ありません。 since.10.6.20~
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こんにちは。

今日、無事「いぬなび」様に登録していただきました!
これは頑張らねば・・・(笑)


さて、今日は初テーマで「もしも・・・」シリーズです。
やってみたかったんですよね、これ。

今日は、映画「鏡の中の夢幻城」に出てきたペンダントの行方を書きたいと思います。

かごめちゃん目線です。







ペンダント








見渡す限り、一面青空が広がっていた。








夢幻城での神久夜との戦いに勝ち、あたしたちはまた、旅を続けている。










そういえば・・・。



犬夜叉、あたしがあげたペンダント、どうしたんだろう。












『ねぇ、犬夜叉』




『おぉ。どうした』




犬夜叉がのんきな声で答えた。





『あたしがあげたペンダント、あの後どうしたのよ』









犬夜叉は、ピタッと動きを止めた。






『あんなの、戦いの途中にとっくになくしちまったよ』






犬夜叉は、すこし目線を泳がせながら、こう言った。










そうよね、だってあんなに激しい戦いだったんだもん。










『ならいいの。なんかごめんね』














『あぁ、いや、別にかごめが謝ることでも・・・』












心なしか、犬夜叉が少しホッとしたような顔をした。














なんだ。やっぱ迷惑だったのかな。














私は、ぽっかり心に穴が空いた感じがした。














空は、くっきりとあたしを照らしていた。




















その夜。














私達は、焚き木を囲むようにして、休んでいた。











あたしは、ふと急に目が覚めた。









―ダメだ。明日も早いのに。

早く寝なきゃ。












そう思って寝袋の中であたしは寝返りをうった。







隣の七宝ちゃんは、スヤスヤと寝息を立てている。











とても静かな晩だった。















その静かな闇の中で、突然、カチャッと何かを開ける音がした。

















この音には聴きおぼえがあった。

















『犬夜叉』















あたしは小さく犬夜叉を呼んだ。
















『な、起きてたのかよ。かごめ』







少し慌てた様子で犬夜叉が答えた。













『ねぇ、昼のこと、嘘なんでしょ』


『・・・・・。』



『ばれてるわよ』



『うっ・・・』






犬夜叉が変なうめき声をあげた。












なんだかその様子がおかしくて、あたしはつい笑ってしまった。












『別に怒らないから。そっち行ってもいい?』






『お、おぉ』













私は、寝袋からぬけだして、隣にいる犬夜叉の隣に行った。
























隣にいる犬夜叉の手をみると、そこには、あのあたしがあげたペンダントが
しっかりと握られていた。











『持っててくれたの?』






『まぁな』









『ふふっ』




あたしは思わずまた笑った。












『なんで笑うんだよ』




『だって、かわいいなーと思って。犬夜叉が』






『けっ、なんとでも言えよ』










『照れくさかったの?』









『あったりめーじゃねーか』











『えらく今日は素直なのね』








『だって、かごめに何をいってもばれるだろ』












あたしは、顔が熱くなるのを感じた。











『ね、犬夜叉』







『なんだよ』




















『そのペンダント、返して』

























『はぁ?おめー何言ってるんだよ』














『だって、犬夜叉、それなくても大丈夫じゃない』












『どういう意味だよ』















あたしは、夜の透き通った空気を思い切り吸って、こう言った。
















 

『それがなくても、あたしはいつでも犬夜叉のそばにいるから』













犬夜叉の視線を、暗闇の中でもハッキリと感じる。









 


その時。










 

 

 



犬夜叉が、暗闇の中で、あたしをギュッと抱きしめてくれた。



 

 

 




犬夜叉は何も言わなかったけど、あたしは心が温まるのを感じた。
 









嬉しい。心の底から。









その時、星がひとつ、空を流れた。









 

 



 

ちなみに、その後、犬夜叉がペンダントを返してくれたかというと・・・・













それはあたしたちだけの秘密。






























星がいくつもいくつもあたしの前を通り過ぎて行く。













過ぎた時間は、戻らない。

















































 







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おお!!
そうなんですかぁ~
おめでとうございます(^^)
私も登録しようと思っていたんですが・・
なんだか私のブログちょっとね・・ふさわしくないかも・・とか思ってチキン野郎なので怖気づいて今だ登録申請せずです(^^;;;
※お前いらねーーーって言われそうで(>Д<)
↑※そんな下品な事は決してありません
さゆ URL 2010/06/30(Wed)06:09:29 編集
蓮羅ちゃん♪
こんにちは♪
お勉強がんばってる~☆彡
ペンダント読んだよ♪
可愛らしいやり取りがたまらんね♪
ちなみに・・さゆ的にはあとがきも欲しいかな~
うっとこのページに蓮羅ちゃんへのプレゼントが
しれーーーーっと置いてあるんで見てくださいマシ(#^▽^#)ハズィ・・あかんかったら手直しするんで言うて下さいな☆彡
さゆ URL 2010/07/02(Fri)11:47:47 編集
初めまして。
初めまして。
「犬の玉手箱」のさゆさんの所からバナーで入りました。
侑子、と言います。

ペンダント、読みました。
純粋犬かごですね。
私が1番好きなジャンル(?)です。
「もしも・・・」って私も得意です。
今度どこかで書いてみようかな・・・、
と思っています。
侑子 2010/07/03(Sat)10:36:24 編集
さゆさま
2回もコメント、ありがとうございます♪
そんなことないと思いますよ!!!
さゆさんのブログ、犬愛にあふれてて、読んでて楽しいですし^^*
勉強は、さっぱりです~~;

あとがきですか・・・。
次回から入れてみますね。
この話、ちょっと自分なりに不完全燃焼なので、
ちょっと難しいですけど^^;
プレゼント、しっかりうけとりましたv
もうどストライクです、雰囲気も私好みで大変気に入ってます^^
蓮羅 2010/07/03(Sat)16:44:05 編集
侑子さま
初めてのご訪問、ありがとうございます^^
もしも・・・ってなんの話でもおもしろいですよね☆
私は、とにかくとにかく犬かごが大好きなのでどうしても純粋ものになってしまうのですが・・・汗
ぜひ気に入ってくだされば、またいらしてくださいね^^
蓮羅 2010/07/03(Sat)16:45:49 編集
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