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初めての作品です!
色々読みにくいとは思いますが・・・
とりあえず温かい目で見守ってくださいな^^;
思ったよりも少し長くなってしまいました。
もしも・・・
それは、ある夜の晩のことだった。
犬夜叉一行は、森の中を歩いていたため程良い村が見あたらず、
道端で野宿をすることになった。
あと来週に迫ったテストに向けて、かごめは懐中電灯の灯りを頼りに勉強をしていた。
その勉強もひと段落し、かごめはふと空を見上げた。
そこにはとても美しい、まるでコンペイトウのように様々色のな星が瞬いていた。
『ねぇ、犬夜叉。起きてる?』
かごめは教科書をリュックにしまいながら、隣の犬夜叉に話しかけた。
『おぉ。どうした?』
『あのね、星がとってもきれいなの。空を見てみて』
『はぁ?星なんかどーでもいいだろ』
木にもたれかかって眠っていた犬夜叉は思いっきり眉をひそめてそう答えた。
『もう、本当に犬夜叉はロマンがないわね~。
こんなに星がきれいなのって、現代じゃありえないわよ』
『ろ・・・ろまん?』
『そうよ、ロ・マ・ン!とても大事なものなのよ』
『本当に訳わかんね―わ』
『まぁ、あっちの世界の言葉だしね。別に気にしなくていいわよ』
『そうか?』
かごめは深いため息をついた。
犬夜叉はいつも乙女心を分かっていない。
これから先、犬夜叉は私の気持ちを理解してくれる日はくるのだろうか。
桔梗の気持ちはすごく分かるくせに、私のことになると鈍いと感じるのは、私の気のせいなのだろうか。
心がうずうずした。
他の仲間の弥勒、珊瑚、七宝、そして雲母はすでにすやすやと寝息をたてている。
『ねぇ、犬夜叉』
『なんだ?』
『もしも・・・・もしもね、これから先・・・・・私がいなくなったらどうする?』
『え・・・・・』
犬夜叉の金色の瞳が、私の黒い瞳を覗きこんだ。
『おめー、熱ねぇよな?』
『もう、別に大丈夫よ!』
まったく、失礼しちゃうわ。
こっちは大まじめなのに。
私はすこしむくれて話を続けた。
『別に、犬夜叉には桔梗がいるわけでしょ?
犬夜叉にとって私の存在ってなんなの?』
その時、犬夜叉の大きな手がわたしの膝の上に置いた右手の上に覆いかぶさった。
『かごめと桔梗はちげーよ』
そのあなたのまっすぐな瞳が、私を見据える。
お互い、目が離せなくなった。
離すのが、とてももったいなく感じた。
『かごめがいねーと俺が弱いの、おまえ、わかってるだろう?』
私は、ほっぺが熱くなるのが分かった。
『ずっとそばにいてくれよな』
続けてボソッとつぶやいた犬夜叉の顔は、フイと横をむいてしまった。
こんなに犬夜叉が素直なのは、この星空のおかげなのかな。
『犬夜叉、あんたこそ熱があるんじゃないの?』
『おめーなぁ、人がせっかく大真面目に言ってやってるのに』
『うそよ』
私は、あいていた左手を、私の右手の上におかれた犬夜叉の手の上に置いた。
『ありがとう、犬夜叉』
犬夜叉は、やっぱり私の事も分かってくれてるんだね。
ようこそお越し下さいました。
犬夜叉が大好きな1ファンの個人ブログです。
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